SplunkはAzureでエンタープライズ向けセキュリティ製品の提供を開始した。Splunk Cloud Platformなどが利用可能となり、セキュリティとオペレーションの強化が図られている。
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Splunkは2024年11月19日、「Microsoft Azure」(以下、Azure)で動作するエンタープライズ向けセキュリティおよびオブザーバビリティ製品の提供を開始した。組織のイノベーションの促進やセキュリティ強化、DXの拡大を支援することを目的とする。
これによって、「Splunk Cloud Platform」や「Splunk Enterprise Security」「Splunk IT Service Intelligence」がAzureで利用可能になった。これらのツールは包括的な可視化と迅速な対応を可能にし、組織のセキュリティ体制とオペレーション効率をさらに強化する。
AzureにSplunk環境を構築するメリットは次の4つだ。
Microsoft Americasの社長であるデブ・カップ氏は「AIの導入成果と活用機会の促進は、世界中の顧客のニーズに応えるために必要不可欠だ。SplunkとMicrosoftは、AI時代の組織の成功を支援するという共通のコミットメントを持っている。私たちのパートナーシップは両社の顧客のイノベーションを促進させ、デジタルレジリエンスの強化と導入成果の達成に向けた取り組みを支援する」と述べて両社の連携がもたらす価値を強調した。
Splunkを既に利用している組織はオンプレミスまたはセルフマネージド型のクラウドをAzureに移行できる。この他、「Microsoft Azure Consumption Commitment」(MACC)を利用している組織は、そのままSplunkに適用できるとしている。Azure環境での統合ソリューションは既存のSplunk利用者にも新規導入者にも柔軟な選択肢を提供し、DXの推進力となることが期待される。
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