Nintendo Switch 2がついに発売された先週のアクセス1位は、Switch 2の転売に関する記事だった。
任天堂は今回、抽選販売の応募に厳しい条件を設け、転売目的で大量に仕入れる行為を阻もうとした。だが発売日には「メルカリ」などで高値で転売が始まった。
9日現在、メルカリでSwitch 2の取引価格を確認すると、取引が成立している価格は6万5000円ほど(国内版/単体)が多い。
販売コストとしては、本体価格の4万9980円と、売価の10%(6500円)のメルカリ手数料と配送料。「らくらくメルカリ便」の「80サイズ」で配送するなら850円だ。
転売による利益をざっくりと計算しよう。
6万5000円(転売価格)-4万9980円(売価)-6500円(メルカリ手数料)-850円(送料)=7670円
1台当たりの利益は8000円に満たない。そもそも入手のハードルが高く、大量仕入も困難なことを考えると、もうかるレベルとは言いがたい。
【訂正:2025年6月9日午後5時:当初、送料を1500円程度で計算していましたが、「らくらくメルカリ便」想定で計算し直しました。】
発売から4日たった現在もメルカリには大量のSwitch 2が出品されている……つまり“売れ残っている”ともいえる。
今回、転売を完全に防ぐことはできなかったが、任天堂の転売対策はうまくいった、と評価してもいいのではないか。転売ヤーにとっては割に合わない商売になってしまったのだから。
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