MSIのCore Ultra搭載ポータブルゲーミングPC「Claw A1Mシリーズ」はひと味違う! ゲームはもちろん超小型Windows 11マシンとして仕事でも使えるぞ(1/4 ページ)

エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、待望のポータブルゲーミングPC「Claw A1Mシリーズ」を発売した。ゲームはもちろん、普段使いからビジネス用途まで対応可能なパワフルモデルの詳細を見ていこう。

» 2024年07月11日 10時00分 公開
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 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から登場した「Claw A1Mシリーズ」は、Intel最新のCore Ultraプロセッサを備えたポータブルゲーミングPCだ。約675gの小型ボディーに7型の液晶ディスプレイとゲームパッドを一体化しているので、いつでもどこでもカジュアルにゲームをプレイできる。

 AIにも強いことをうたうCore Ultraだが、描画性能も従来のCore iシリーズから大きく進化しており、実際のパフォーマンスが楽しみだ。また、Core UltraとWindows 11は、ビジネスや学習用途とも親和性が高く、このClaw A1Mシリーズは多用途に使える超小型PCとしての可能性も秘めている。

 今回はCore Ultra 7 155Hを搭載した上位モデル(Core Ultra 5 135Hモデルもあり)を入手できたので、ゲーミングでの使い勝手とパフォーマンスを中心に、汎用(はんよう)PCとしての活用も意識しながら、じっくりと内容を見ていこう。

エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC MSIから登場したClaw A1Mシリーズは、Core Ultraプロセッサを搭載するポータブルゲーミングPCだ。約675gの小型ボディーに7型ディスプレイとゲームパッドを一体化しており、いつでもどこでもゲームをプレイできる

7型画面とゲームパッドを一体化した約675gのコンパクトボディー

 Claw A1Mシリーズは、リフレッシュレート120Hzの7型液晶ディスプレイとゲームパッドを一体化したスタイルを採用する。オールブラックのシャープな形状で、スポーツカーのような精悍(せいかん)な雰囲気がある。

 左右のスティックにはRGBライティングを内蔵しており、これが有効になると、グッとゲーミングギアらしいサイバー感あふれるビジュアルになる。

 具体的なボディーサイズは、約294(幅)×117(奥行き)×21.2(厚さ)mmで、重量は約675gだ。Windows 11採用PCとしても、Core Ultra搭載PCとしても最軽量の部類に入る。グリップの張り出しがマイルドなので、バッグへの収まりもよい。

エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC リフレッシュレート120Hz対応の7型液晶ディスプレイと、ゲームパッドを一体化したスタイルだ。左右のスティック周囲に、RGBライティング機能を装備する
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC ボディー裏面。左右のグリップ部分にマクロボタン(M1/M2ボタン)を装備している
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC ボディー上部に電源ボタン、音量操作ボタン、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4/充電端子兼用)、microSDメモリーカードスロット(microSDXC/microSDHC対応)がある
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC 底面に端子やボタン類はない
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC 左側面。最小限の厚みとグリップのしやすさを両立している
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC 右側面。握りやすいグリップだ

53Whのバッテリーを内蔵しUSB PDにも対応

 バッテリー容量は53Whと、最近のノートPCの水準よりやや大きめの十分な容量だ。公称の駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0の基準で動画再生時だと最長7時間、アイドル時では最長8時間となっている。実際の駆動時間は後ほど検証しよう。

 付属のACアダプターもコンパクトだ。実測サイズが約65(幅)×65(奥行き)×28(厚さ)mm、実測重量は約319gと手軽に持ち運べる。USB Power Delivery(PD)対応で最大出力仕様は65Wだ。本体上部に搭載するUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)を充電端子として利用する。

 Thunderbolt 4に対応するため、最大40Gbpsのデータ転送と画面出力(DisplayPort Alternate Mode/Thunderboltプロトコル)も可能で、ドッキングステーションやUSB Type-C対応の液晶ディスプレイを活用しての運用にも対応できる。なお、通信機能はWi-Fi 6E対応の無線LANと、Bluetooth 5.4を標準で装備している。

エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC 内蔵バッテリーの容量は53Whと、ポータブルPCとしては十分の容量だ
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC 付属のACアダプターもコンパクトだ。USB PD対応で最大出力仕様は65Wとなる。本体上部に搭載するUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)を充電端子として利用する

グラフィックス性能が大幅進化したCore Ultraを搭載

 CPUにIntelのCore Ultra(開発コード名:Meteor Lake)を採用するのも、Claw A1Mシリーズの大きな特徴だ。上位モデルは、Core Ultra 7 155Hで16GBメモリ、1TB SSDを搭載する、下位モデルはCore Ultra 5 135Hに、16GBメモリ、512GB SSDという内容で、今回の評価機は前者だ。

 Core Ultraは、AI処理専用のNPU(Neural network Processing Unit)を統合しているのもポイントに挙げられる。CPUコア自体も新プロセス(Intel 4)を採用したことで電力効率が向上していることに加え、内蔵GPUコア(Intel Arc Graphics)のグラフィックス性能も従来のCore iシリーズに比べてパワーアップしているので、Claw A1MシリーズのようなポータブルゲーミングPCとの相性も良い。

 内蔵GPUのパフォーマンスはメモリの性能にも左右されるが、Claw A1Mシリーズは高速なLPDDR5メモリを装備している。

 ストレージには1TBのSSDを搭載している。普段使いのPCなら500GB程度でも足りる場合も多いが、最近のゲームタイトルはデータ容量も大きい。1TBくらいあった方が、空き容量を気にせずにゲームを保存しておけるので使い勝手が良いだろう。

エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC CPUにはCore Ultra 7 155Hを採用している。性能優先のPコア6基と電力効率優先のEコア8基に加えて、超省電力のLP Eコア、AI専用のNPUコアも統合している
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC Core Ultraは、内蔵GPUコア「Intel Arc Graphics」の性能も優秀だ。旧世代とは一線を画す描画性能を持っている
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC メモリは省電力かつ高速なLPDDR5を採用する。内蔵GPUのパフォーマンスをしっかり引き出せる
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC ストレージは1TBのSSDを備える。評価機では、KIOXIA製のSSDを搭載していた。インタフェースがPCIe 3.0 x4対応SSDでないのは、発熱と性能の効率を考慮した結果だろう。
エムエスアイコンピュータージャパン MSI Claw A1M シリーズ ポータブルゲーミングPC CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア。ゲームでもビジネス用途でもストレスなく利用できるだろう
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