日本HPのゲーミングブランド「HyperX」から、キーボードやワイヤレスマウス、バックパックなどが発売された。元々はKingstonからオーバークロック用メモリなどをリリースしていたHyperXブランドだが、ヘッドセットなどゲーミングデバイスに拡大、HPに買収された現在ではキーボード、マウスなどもラインアップを拡充している。
ゲーミングデバイスにはゲーム用の特殊な機能以前に、精度が高く、高速なレスポンスとハードな利用に耐える耐久性が求められる。そのため、通常利用においても生産性の向上やストレスの低減につながるポテンシャルを持っていることが多い。ゲーミングブランドHyperXの普段使いにおける実力を見てみよう。
HyperXの歴史は、今から22年前にまでさかのぼる。2002年、Kingston Technologyの高性能メモリモジュールラインとしてスタートしたHyperXは、2014年にゲーミングデバイスへの展開を開始。ゲーム用ヘッドセットシェアで首位に立つなど、ゲーミングデバイスのリーディングブランドへと成長した。その後、2021年にHPに買収され、同社のゲーミングエコシステムの一部としてさらに進化を続けている。
今回紹介するのはHyperXの新製品である、ゲーミングキーボード「HyperX Alloy Rise 75」、ゲーミングワイヤレスマウス「HyperX Pulsefire Haste 2 Mini Wirelessゲーミングマウス」、ゲーミングバックパック「HyperX Knightバックパック」の3製品だ。いずれもメーカーの保証期間は2年間となっている。
まずは、ゲーミングキーボードHyperX Alloy Rise 75(以下Rise 75)から紹介しよう。Rise 75は6列配列を採用した、USB接続の75%キーボードだ。各国の市場にさまざまなキーレイアウトを用意しているが、日本向けはJIS配列が基本となる。
一般的な75%キーボードと比較すると右端列のキーが(右カーソルキーを除くと)3キーしかないところ、ファンクションキーがF13まであるところが目を引く。右端列キーは、上からHOME/Page UP/Page Down、Fnキー同時押しでEND/Insert/PrintScreenが割り当てられている。
対称性のあるHOME/ENDをFnキーのオン/オフで使い分けることには違和感を覚えるものの、カスタマイズツール「NGENUTIY」を使えば、好みのキーに割り当てられる。右上端には押し込み可能な回転ノブがあり、ボリューム変更、マイクミュートオン/オフを行える。なお、回転ノブの機能割り当て変更はできない。
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