アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授する。
“生成AI時代”2年目となった2024年。困ったときにAIに質問して助けを求める光景がもはや当たり前となり、「生成AIを導入してさえいれば、時代に追いつけている」とはいえないフェーズに移行した1年だった。
各社から新たなサービスやツールが続々とリリースされ、ビジネスにおけるAI活用の方法も大きく変化した。
2024年の生成AIをめぐる話題から、今年を象徴し、2025年につながる重要な鍵となる5つのトピックについて振り返り、来年以降の進化を予測した。
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
ビジネスパーソンにとって身近な変化のひとつが、おなじみの業務アプリケーションに生成AIが統合されて活用され始めたことだろう。
Microsoftは、Officeアプリケーション内でCopilotを利用できる有料プラン「Copilot Pro」を1月に発表。前年末にリリースされていた企業向けの「Copilot for Microsoft 365」とあわせて、WordやExcelの画面を切り替えることなく生成AIを利用できる環境が整った。
双璧をなすGoogle WorkSpaceは、MSに一歩リードする形で同様の機能をもつ企業向けアドオン「Duet AI」を2023年から提供してきた。今年5月に当時の最新モデルGemini1.5との統合を発表し、秋からは日本語でも利用可能になった。こちらはGoogle WorkspaceのAIアドオンや、個人向けの有料プランのユーザーが利用できる。
両サービスとも、サイドバーからドキュメントの内容について質問したり、数式の作成や簡単なデータ分析を行ったり、スライドを生成したりできる。決して業務を丸投げできる性質のものではなく、あくまでも補助的なツールではあるが、作業中のウィンドウから離れることなくシームレスに利用できる環境は、「日常の業務で生成AIを使う」ハードルを大きく下げた。
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