先週(6月1日週)、各ショップの新製品売り場で目立っていたのは、AMDのミドルレンジGPU「Radeon RX 9060 XT」を搭載したグラフィックスカードだ。メモリ容量により16GB版と8GB版に分かれており、価格は順に6万2000円前後〜7万7000円弱、5万3000円前後〜6万2000円前後となる。
週末でも、型番指定でなければ各ショップで豊富な在庫が見られる状況で、2025年3月に登場したハイエンドGPU「Radeon RX 9070 XT/9070」搭載カードと比べればおとなしめの反応といえる。しかし、ミドルレンジと考えると上々と評価する声が多い。
TSUKUMO eX.は「16GB版前提ですが、そこそこ好調です。ベンチマークでよく比較されている16GB版GeForce RTX 5060 Tiカードと比べて割安ですし、ゲームによっては優位ですしね」という。
とりわけ人気があるのは、玄人志向「RD-RX9060XT-E16GB/DF」やPowerColor「Reaper AMD Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR6」(RX9060XT 16G-A)、ASRock「Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB OC」(RX9060XT CL 16GO)といった6万5000円を切る、低価格帯の16GB版だ。
あるショップは「ミドルレンジはコスパ重視で選ぶ人が多いですからね。それでも8GB版は空気です。モンハンなどを遊ぶなら『16GBはないと』と考えている人が多い印象ですね」と話していた。
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